結婚式 ご祝儀袋 入れ方

「結婚式の祝儀袋、お札の向きや入れ方はこれで合ってる?」と不安に感じていませんか?
ご祝儀は新郎新婦へのお祝いの気持ちを形にしたものです。しかし、ご祝儀袋へのお札の入れ方や袋の包み方には特有のマナーがあり、間違えると失礼にあたってしまうこともあります。
この記事では、初心者の方でも迷わず準備できるよう、お札の正しい入れ方や向き、中袋の書き方、外袋の折り方の3点をわかりやすく解説します。
マナーをしっかり押さえて、自信を持って当日を迎えましょう!
【お札の入れ方】結婚式のご祝儀袋、向きと枚数の基本マナー
ご祝儀袋を用意する際、もっとも大切なのは「新郎新婦へのお祝いの気持ち」を形にすることです。中に入れるお札の入れ方には、いくつかの決まったルールがあります。
新札を用意するのが鉄則
結婚式のご祝儀には、必ず「新札(未使用のきれいなお札)」を用意しましょう。これには「お二人の新しい門出を祝う」という意味に加え、「この日のために前もって準備していました」というおもてなしの心が込められています。
Point: 手元にない場合は、早めに銀行の窓口や両替機で準備しておきましょう。
お札の向き(表裏・上下)

お札をご祝儀袋に入れる向きには正解があります。中袋(お札を直接入れる封筒)を取り出したら、以下の手順で入れ方を確認してください。
- 表裏: 中袋の表側(金額を書く面)と、お札の表側(肖像画がある面)を合わせます。
- 上下: 封筒の入り口側に肖像画がくるように(上側にくるように)入れます。
袋を開けたときに、すぐにお札の顔が見える状態が正しい向きです。
避けるべき金額(枚数)
結婚式で包む金額(お札の枚数)にもマナーがあります。
- 「奇数」が基本: 1、3、5などの奇数は「割り切れない」ため、縁起が良いとされています。
- 「偶数」は避ける: 2や4などの偶数は「別れる(割り切れる)」を連想させるため、一般的には避けるのが無難です。
- 「4」と「9」は厳禁: 「死」や「苦」を連想させる数字は、お祝いの席では絶対に避けましょう。
※最近では「2万円」は「ペア」という意味で許容されることも増えていますが、迷ったら3万円など奇数の金額にするのが安心です。
【書き方】表書きと中袋の正しい記入法
ご祝儀袋の準備で、お札の入れ方と同じくらい大切なのが「誰からの贈り物か」をはっきりと記すこと。結婚式にふさわしい、丁寧な書き方のポイントを解説します。
表書きの書き方
外袋(水引がついている袋)の正面には、自分の名前をフルネームで記入します。
- 筆記用具: 必ず「黒の筆ペン」を使いましょう。
- ※ボールペンやサインペンは略式となるため避けます。
- ※「薄墨(うすずみ)」の筆ペンは、お葬式などの弔事用(悲しみで墨が薄まったという意味)なので、絶対に使わないよう注意してください。
- 名前の書き方: 中央にある「寿」や「御結婚御祝」という文字の真下に、少し小さめの字でフルネームを書きます。
中袋(中包み)の書き方
お札を直接入れる「中袋」にも、表と裏それぞれに記入が必要です。これは、結婚式のあとに新郎新婦がご祝儀を整理する際、誰からいくら頂いたかを確認するために欠かせない情報です。
表面:金額を書く

中袋の表側中央に、「金 〇萬圓」と縦書きで記入します。
このとき、数字は「一、二、三」ではなく、書き換えを防ぐための「大字(旧字体)」を使うのが正式なマナーです。
| 金額 | 書き方の例(大字) |
|---|---|
| 1万円 | 金 壱萬圓 |
| 3万円 | 金 参萬圓 |
| 5万円 | 金 伍萬圓 |
| 10万円 | 金 拾萬圓 |
Point: 最近では略式の「万」を使っても失礼にはなりませんが、「壱・参・伍」などの旧字を使うとより丁寧な印象になります。
裏面:住所と氏名を書く

中袋の裏側(左下)には、自分の「住所」と「氏名」を忘れずに記入しましょう。
「外袋に名前があるから大丈夫」と思いがちですが、袋を分けたあとに誰のものか分からなくなってしまうのを防ぐための、大切な心遣いです。
【外袋の包み方】結婚式のご祝儀袋、裏側の重ね方に注意!
お札の中袋への入れ方や表書きも済んだら、最後に外袋で包みます。ここで最も注意したいのが、ご祝儀袋の裏側の「折り重ね方」です。
実は、結婚式(お祝い事)と葬儀(お悔やみ事)では、この重ね方が真逆になります。間違えると大変失礼になってしまうため、必ず以下の手順を確認してください。
「上向き」に重ねるのが正解

外袋の裏側を折るときは、「下の折り返しが、上の折り返しに重なるように」します。
横から見たときに、下の端が一番外側(上)に来ていれば正解です。これには「幸せをこぼさず受け止める」「運気が上がる」といった、お祝いにふさわしい願いが込められています。
注意!: 上側を被せてしまう(上の端が一番外側にくる)のは、お葬式などの「弔事」の包み方です。「悲しみを流す」という意味になってしまうため、結婚式では絶対に避けてください。
水引の扱いと仕上げ
- 水引をゆっくり通す: 外袋の形を整えたら、水引を丁寧に差し込みます。
- 位置を調整する: 表書きの名前が隠れないよう、バランスの良い位置に調整しましょう。
- 短冊の固定: 短冊(名前を書いた紙)がズレやすい場合は、上下を水引にしっかり挟み込むように固定します。
これで、マナーを完璧に守ったご祝儀袋の完成です!
まとめ:正しい入れ方で結婚式をお祝いしよう
結婚式のご祝儀袋は、お祝いの気持ちを形にする大切な贈り物です。最後に、今回ご紹介した「これだけは外せない」重要ポイントを振り返りましょう。
- お札の準備: 必ず「新札」を用意し、肖像画が「上・表」にくる向きで入れ方を守る。
- 書き方のマナー: 黒の筆ペンを使い、中袋には「旧字体の漢数字」で金額、裏面に住所・氏名をもれなく書く。
- 外袋の重ね方: 裏側の折り返しは、幸せを受け止める「下側が上」の向きにする。
一見細かく感じるマナーですが、その一つひとつには新郎新婦の幸せを願う意味が込められています。正しく準備ができていれば、当日は自信を持って「おめでとう」の言葉を伝えられるはずです。
心を込めて用意したご祝儀袋とともに、素敵な結婚式を過ごしてくださいね。













